№12 呼吸のお話 高崎市マシンピラティス「Pilates Ivory」

こんにちは Pilates Ivoryのタカノナツミです。
最近、HPにブログを書くことが小さな習慣になってきました。読んでくれる方を想像しながら、こんな話題はどうかな。あんなお話もしたいな。など考えながら書いています。
今日は私達が毎日行っている「呼吸」についてお話します。

呼吸は肺でのガス交換

私達が生きるために欠かせないのが呼吸です。1日2万回以上の呼吸を行っています。


息を吸ったり吐いたり、呼吸をすることで酸素を身体の中に取り込み、二酸化炭素を排出しています。肺でこのガス交換を行っています。

ガス交換が行われる為には「呼吸筋」と呼ばれる筋肉が働くことがとても大切になってきます。なぜなら肺は自ら動くことができず、「呼吸筋」を使って動いているからです。

鏡を見ながら呼吸してみよう

みなさんはどんな呼吸をしていますか?
深呼吸がよい、ゆっくり吸ったり吐いたりするのがよい、など色々なことを耳にします。

ではこの時に肩をすくめたり、背中を反らせてはいないでしょうか?
どのように呼吸をするのが良いのでしょう?

呼吸をする際に働く筋肉は「呼吸筋」(呼吸補助筋もあります)と言われます。働かせてほしい呼吸筋は「横隔膜」です。聞いたことがありますか?

もしこの筋肉が適切に働いてくれなければ、呼吸補助筋とよばれる筋肉を総動員させて呼吸を行います。なんせ生命維持に欠かせない呼吸ですから、他の手を使ってでも身体は呼吸を続けるのです。

これが呼吸をする際に肩が上がったり、背中が反ったり、首に力が入ったりする原因です。横隔膜が上手く使えず他の筋肉(呼吸補助筋)がフル活動しているのです。

呼吸をする度に(1日2万回以上)これを繰り返していたら・・・あちこち痛くなってしまいそうですね。

横隔膜呼吸を練習する

では横隔膜を使った呼吸とはどのように行えばよいのでしょうか。


①仰向けに寝て両膝を立てる。膝・足の幅はこぶし1つ程度開く。つま先を正面に、背骨は床につけておく。

②胸の下(肋骨)に手を置き、軽く息を吐き、肋骨を斜め下方向へ下げる。(肋骨内旋)

③そこから息を吸い、手(肋骨下部)とお腹をゆっくり横方向に広げていく。

まずはこの練習により肋骨が動いている感覚をつかんでみてください。
肩や首をリラックスさせて行ってみましょう。

現代人の多くは、肋骨が広がり胸を突き出したような姿勢をしています。
この姿勢では肋骨をうまく内旋できず、横隔膜が働きづらくなります。
肋骨のポジションを整え、適切な呼吸を手に入れましょう。

ピラティスアイボリーでは呼吸にフォーカスしたレッスンも行っています。
一緒にからだケアしていきましょう。