№53 姿勢改善に大切なこと
こんにちは!
Pilates Ivoryのタカノナツミです。
いかがお過ごしですか?
私は先日、以前から学びを続けている「Pilates as Conditioning Academy(以下PAC)」のMat Pilates認定トレーナーの試験を受け、無事に合格することができました。試験は思考力が大変問われるもので、1年間の長期戦で取り組んできましたので、受かることができホッとしています。
現在、IvoryのレッスンはこのPACの考え方を主軸として姿勢改善やボディーメイクを行っています。
PACでは従来のPilatesのみならず、さまざまな専門分野(機能解剖学・神経科学・生理学・運動学習など)とピラティスやコンディショニングを紐付けた知識と技術をが学ぶことができ、皆さまのレッスンに大いに活用させてもらっています。
今後もさらに皆さまのお役に立てるレッスンをご提供できるよう努めていきますね。
さて、今日は「姿勢改善に大切なこと」と題して書いてみますね。
姿勢を良くしたい
みなさん、姿勢改善には何が有効だと思いますか?
毎日、胸周りを伸ばしていたら猫背は解消するのでしょうか。
背中を鍛えていたら背筋が強化され、姿勢が良くなるのでしょうか。
もちろん、それも1つではありますが、姿勢はさまざまな要素(感覚情報・認知能力・脳・神経系・ボデースキーマーなど)によって成り立っています。
そのため、筋肉をストレッチしたり鍛えたりするだけでは姿勢改善ができないこともあります。
例えば、頭が前に出てアゴが上がった状態(フォワードヘッド姿勢)が自分の最適な姿勢だと認識していたら・・・
改善エクササイズを行っても、日常生活ではまた元の状態に戻ってしまいます。

姿勢はどのようにつくられるのか
姿勢・運動が起る際は、まず身体のセンサー(感覚器)から情報が入力されます。そして脳や脊髄に伝わり、そこで情報が統合・プログラムされ、姿勢や運動が決定されます。そして運動神経を介して筋肉などに伝わり姿勢が作られたり、運動が行われます。

そのため、多様な感覚入力を行うことは姿勢改善には非常に有効です。
身体に入る感覚が少なければ、運動や姿勢維持がスムーズにできにくくなります。
しかし、現代の私達の生活は、毎日長時間のデスクワークで同じ姿勢を続けていたり、デジタルデバイスの普及により活動量が低下しています。

そのため、身体への感覚入力量も低下し、不良姿勢(猫背・反り腰・巻き肩など)が起りやすくなります。
多様な感覚入力が姿勢を変える
姿勢改善には特に視覚・前庭覚(ぜんていかく)・体性感覚(たいせいかんかく)と言われる感覚の活性化が重要です。
前庭覚・体性感覚という言葉は聞き馴染みがないかもしれません。
前庭覚とは耳の奥にある三半規管や耳石器で感知される感覚のことで、身体の傾きや揺れ・回転・スピードなどを感じる感覚です。身体のバランスを保つ役割をしています。

体性感覚とは身体の表面にある皮膚感覚(触覚・温度感覚)と深部感覚(関節や筋・腱などからの感覚)の総称で、自分の身体が今どうなっているか、が分かる感覚です。
例えば、目で見ていなくても腕の曲り具合が把握できたり、力の入り具合が感知できたり、どのくらいのスピードで動いているのか分かる身体の感覚です。
さて、ピラティスは姿勢改善に良いと言われたりしますね。
筋トレとは何が違うのでしょうか?
この理由の1つとして、さまざまなイクイップメント(リフォーマー・チェア・タワーなど)やプロップス(バレル・リング・ポールなど)を使ってバリエーション豊かなエクササイズが行え、さまざまな感覚入力が可能である、という点が上げられます。
例えば、ロールダウンというエクササイズを行いたいと思ったら、マットでもリフォーマーでもタワーでもできますし、リングやボックス上でも行うことができます。同じエクササイズでも環境が違えば感覚が変わります。

たくさんの感覚を身体にインプットすることが大切です。
そのため、レッスンではできるだけ複数のエクササイズ数を行い、さまざまなマシンや道具で感覚を活性化することを心がけています。
日常でも足裏に刺激を入れて足裏感覚を活性化させたり、たまには大人でも公園の遊具で遊んでみるのも体性感覚の活性化に繋がります。

是非、感覚を活性化させ、快適に過ごせる姿勢を目指していきましょう。
姿勢改善に対する考え方の幅が広がると嬉しいです。
毎日、歯磨きをするように、身体磨きを継続していきましょう!
本日もお読みいただきありがとうございました。

